5月ウマチー(旧暦5月15日)
6月23日に与儀八三会会館にて行い、総勢21名が参加し、会員・家族の豊穣祈願を無事終えました。
祈願風景(ウ~トート~)
写真(クリックで拡大します。戻るときは、ご利用しているブラウザの戻るボタンで!)
5月ウマチーとは?
旧暦5月15日、稲穂が実を結ぶころに行われる稲の初穂祭りのことで、村の祭祀を司るノロを頂点とした神役と集落の代表、集落内宗家の代表などが 神酒(米あるいは麦を発酵させた飲物→ミキ)や供物を集落にある御嶽(ウタキ)殿(トゥン)などの拝所へ供え、豊穣祈願・感謝、集落の繁栄祈願を行う行事である。 地域によって祭祀が行われる日は異なり、古くは琉球王府による「麦稲四祭」の祭儀で,歴代国王も稲作発祥地とされる沖縄島南部の知念玉城の地を巡拝してその順調な成長を祈り,さらに国中に稲穂祭を挙行させた。 村々の拝所ではノロを中心とした神役らが、稲穂あるいは麦、神酒(米あるいは麦を発酵させた飲物→ミキ)、五水(泡盛)、スネー(野菜の和えもの)などを供え、神前に向かってオタカベ(祝詞)を唱えたという。
神酒(ミキ)とゲンマイ
ビンシー(瓶子) 室内外の様々な御願の際に使う木箱をビンシー(瓶子)と呼びます。 お線香などもしまえる引き出しや、盃、米、塩などのお供え用の仕切りまでついている、持ち運びにとても便利なつくりです。 ただし、ビンシーはその家の実印とされているので、兄弟同士でも貸し借りは禁物。 ビンシーがない場合の御願は、ビンシーの中身を準備してお盆に並べ、仮ビンシーとして使います。
お供え物(御茶の子(ウチャヌク)1組(3×3)、りんご1個、みかん3個、バナナ5本) 御茶の子(ウチャヌク)は、米粉と水を混ぜ合わせて蒸した、神仏に供えるお餅。 大中小の三つの餅は天・地・海を意味しています。 また、餅の白さは純白な心を意味しているほか、天を映す鏡の役割もあるとされています。 ウチャヌクをタンナファークルーと呼ばれる黒糖、小麦粉、卵で作った伝統菓子で代用する地域もあります。